視覚障害者対応アクセシビリティデザインサンプル
ここでは、ホームページのアクセシビリティを向上させるために配慮しなければならない大切な項目について、いくつか例を挙げてご説明いたします。
本項でご説明する対応は、ごく一部であり、その他にも数多くの配慮しなければならない項目があります。詳細は、弊社アクセシビリティ担当までお問い合わせ下さい。
色覚障害者、白内障の方向けの配慮
1.色だけで情報を伝えない
例えば以下のような記述があるとします。ここでは、健常者の方でも実感しやすいように画像で説明しています。
これを色覚障害を持った方がご覧になったら、どのように見えるのでしょうか。左から順に第一色盲(色弱)、第二色盲(色弱)、第三色盲(色弱)のシミュレーション結果が並んでいます。
いかがでしょうか。どの「丸」をクリックして良いのか、判断がつかないことが良く分かります。こういった場合は、色だけで情報を伝えるのではなく、文字でも補足情報を記述しておく必要があるのです。
2.識別可能な配色を利用する
文字の配色にも注意が必要です。
「1.色だけで情報を伝えない」の例でも分かるように、色覚に障害を持つ方には識別しにくい配色というものがあります。例えば、以下のような配色の文字があるとします。ここでは、黄緑色の地色の上に明るい黄色で「カラーサンプル1」という文字が書かれています。
そもそも健常者でさえ見にくい配色ではありますが、「緑色」と「黄色」、組み合わせて使いたくなる色ではないでしょうか。これを色覚障害を持った方がご覧になったら、どのように見えるのでしょうか。左から順に第一色盲(色弱)、第二色盲(色弱)、第三色盲(色弱)のシミュレーション結果が並んでいます。
このように、制作者の意図とは全く違ったデザインになるだけでなく、配色によっては文字そのものが識別できないのです。文章中の文字を強調したい場合は、配色を考慮するとともに、太字にする、斜体にする、大きさを変えるなどの、色以外の情報も付加すべきなのです。
3.最後に
色覚障害(色盲)は、「分かりにくい障害」とも言われ(遺伝的なものであり、障害ではないという議論についてはここでは保留させて頂きます)、日本人男性の約20人に1人、女性では500人に1人の割合で何らかの色覚障害を持っているという調査結果があります。
日本だけでも310万人以上、世界中では、2億人以上にものぼります。これに、加齢による白内障の方を含めれば、想像を絶する人数になることは言うまでもありません。
インターネットのバリアフリー化を実現するためには、色づかいへの配慮が必須なのです。
